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下館駅から真岡鐵道に乗って約50分。陶芸などで有名な益子の次の七井駅で下車。栃木県に来るのはこの日が初めて。

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七井駅からまるでアメリカの片田舎みたいな風景を見ながら30分ほど歩くと星宮神社の近くにずっと来たい思っていたお店はあるんです。

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『けらら』
東京の老舗インド料理店アジャンタで修行された方がオープンしたお店は宮城県仙台のチットラ、千葉県検見川のシタール、千葉県船橋のサールナート、東京の高幡不動のアンジュナ、神奈川県能見台のガネーシュ、大分県豊後高田のチャイハナ海花など、どのお店も素晴らしい名店ばかり。。その中でも1番最初に開業されたのがこちらのお店なんです。

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店内ではアジャンタで「くまさん」と呼ばれていた店主の山本さんが1人で切り盛りされています。この場所で40年以上。九段にあった頃のアジャンタの味わいに1番近いのがこのお店だと聞いたんです。現在は麹町で営業中のアジャンタ。1957年創業。60年以上の歴史がある日本を代表する老舗インド料理店ですら、独自の進化を遂げていると言われる現在…ここだけは変わらず昔ながらのアジャンタの味を味わえる唯一のお店なのかもしれません。

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天井のランプ。玄関のステンドグラス。ムード満点な店内はゆったりとした雰囲気が漂っています。

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メニューはこんな感じ。
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初めての方はチキンカレーとキーマカレーが両方食べられるミックスカレーがオススメなんだとか。ちなみにポークカレーは東京のアジャンタには無いメニュー。どうやらこの辺りに住んでいる方々の為に辛さを控えめにしたカレーなんだそうです。

◎ミックスカレー
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しばらくして運ばれてきたメニューの数々はどれもなかなかシンプルなビジュアル。

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この日はミックスカレーの他にゴビサブジ、チャパティを追加注文。男性なら普通に食べられる量といったところでしょうか。

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カレーを頼むと「玉ねぎのアチャール」が付いて来るのはアジャンタと一緒。東京のアジャンタよりも辛さは控えめなんだそうです。

◎チキンカレー
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まるで南インドカレーのようにサラサラしたルゥは鶏肉の旨味たっぷり。カレーに入っている骨付きチキンが柔らかくてメッチャ美味しいですね。
旨いいいい!( ^ω^ )
仙台のチットラと同じくサラサラしたチキンカレーはアジャンタ出身のシェフの特徴ですが、こちらチキンカレーはより辛さにパンチがあり、非常に良い感じ。( ^ω^ )

◎キーマカレー
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ややドライタイプの食感。挽き肉の旨味としっかりとしたなかなかの辛さ。塩加減や辛さのメリハリが素晴らしいキーマカレーは絶品。これがまたご飯によく合うんです。
旨いいいい!( ^ω^ )

◎ゴビサブジ
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インドのキャベツ炒めはシャキシャキした食感にしっかりと辛さがあって絶品。これだけで食べてもお酒によく合いそうですね。

◎チャパティ
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カレーと一緒に食べても美味しいんですが、ゴビサブジと一緒に食べると相性抜群。シンプルに見えるメニューには色んな楽しみ方が実はあって店主さんのオススメの組み合わせを試してみることに。。

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キーマカレーと玉ねぎのアチャールを一緒に食べると辛さと挽き肉の旨味にしっかりとした辛さが非常に良い感じにマッチング。これはかなり美味しいですね。
旨いいいいい!( ^ω^ )

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ご飯にゴビサブジをのせて、チキンカレーをかけて食べるとまたこちらも相性抜群なんです。シャキシャキした食感と辛さにチキンの旨味が合わさった一体感が口の中を拡がっていくんです。旨いいいいい!( ^ω^ ) 

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遠くからわざわざとマサラティーをサービスして頂きました。(^ ^)

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アジャンタで働いていた頃のお話など貴重なお話をたくさん聞くことが出来ました。

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ちなみにその時代のアジャンタについては浅野哲哉氏の「風来坊のカレー見聞録」という本に上手く再現されているんだそうです。

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帰りは有り難いことに店主山本さんに七井駅まで車で送って頂きました。

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アジャンタのルーツを知り、その当時のカレーを味わえる幸せ。次回はSL列車に乗ってまたお店にお邪魔したいですね。ご馳走様でした。( ^ω^ )

◎食べログ